ひぐらしのなく頃に祭2のホール実践データ4,000万Gを解析

ひぐらしのなく頃に祭2のホール実践データ4,000万Gを解析

目次

ひぐらしのなく頃に祭2の機械割

まず、6号機のパチスロ ひぐらしのなく頃に祭2の機械割は以下の通り。

設定機械割
196.5~103.0%
297.6~104.1%
399.1~105.5%
4101.2~107.4%
5102.8~109.0%
6103.9~110.0%

設定1でも(フル攻略で)103%」と言われており、この点についてはディスクアップと同じ数値であるが、果たしてホールにおける実際の数値はどれくらいになっているのだろうか。 複数ホールの実践データから、プレイゲーム数や差枚数等の集計値を基に割数を算出してみた。

ひぐらしのなく頃に祭2のホールデータ集計値

ホールデータの集計結果は以下のようになった。
(端数は処理しているが、算出値に影響を与えていない。)

通常G数41,300,000G
BB回数106,300回
RB回数95,900回
差枚数+880,000枚
割数100.6%

通常プレイゲーム数は4,000万回転以上。これはホールの実情を知るためには十分な数値と言える。 BB回数はオヤシロボーナスとひぐらしボーナスの合計値であり、ボーナス中の厳密な回転数を算出することはできないが、ここだけは公表値のボーナス割合を用いて按分している。 実践値とはわずかに異なるはずであるが、大量データなので割数に与える影響は軽微である。

尚、ひぐらし祭2のARTは完走型であるため、ボーナス確率の単純な算出はあまり意味がない。

そして、注目の割数は「100.6%」となった。 これはディスクアップの実戦解析値である「101.0%」より少し低い。



ところが………、ある前提で集計すると別の面が見えてくる。



それは、等価店のみ集計した場合だ。 このご時世で、等価店における甘い台の扱いは全1である。 人気台で客寄せに使っていたとしても、利益を取られてしまっては困るからだ。 もちろん、稀に1以外の設定が使われることもあるかもしれないが、気にする必要はないレベルである。 そして、気になる割数の集計値は、


98.9%


これがおそらくひぐらし祭2の設定1の現実である。 通常プレイゲーム数は640万回転以上。かなり信頼できる数値になっている。(2021/6/16更新)

割数だと少し伝わりづらいかもしれないが、 1年間、終日でひぐらし祭2を打ち続けると200万円程度負けることになる。

それでは、なぜ等価店の割数が公表値の上限よりも4%以上落ちているのだろうか。
以下にその考察をしていく。

ホールデータ集計値の考察

上記解析から実践値の割数は「100.6%」付近であると分かったが、設定1における実践値の割数は「99%」付近であると推測できる。 では、フル攻略の機械割とされる「103.0%」との差を考えていこう。

ひぐらし祭2における最大の損失は、CZ「運命分岐モード」におけるベルのビタ失敗である。 20GのARTが消失するので、純増1.0枚/1Gだと直接的には20枚の損失で、さらに20G回す投資が求められる。 もちろん、途中でボーナスに当選する場合もあり、正確な計算は難しいが、40~44枚程度の損失になる。 金額で言うと1,000円近くなる。これは大きい。1,000Gで2回失敗すると割数としては約3%のマイナスである。

次いで、ボナ察知。分かっている人でも成立後に3~4Gはかかることが多い。 ボーナス当選は1,000Gあたりで約5回だが、ボーナス成立後に回すゲーム数を計25回転とすると、割数としては約1.2%のマイナスである。

他は、CZ転落時のリプの目押し失敗や、1枚役をはじめとする小役の取りこぼしも考えられるが、 トータルでそこまで大きな損失になるとは考えづらい。そして、上記を合計すれば、およそ99%になる。

公表値下限の「96.5%」は「ボーナス確定画面までボーナスを揃えない」「1枚役を取らない」「運命分岐モードはビタの選択をしない」などの条件で算出しているのではないだろうか。

結論としては、ビタ成功率が100%に近い人でも割数は102%程度になると思われる。少なくとも公表値上限は実質的に不可能な条件になっているはず。 そして、ベル(白7中段)のビタができない人には厳しい展開が待っている機種であると言える。 但し、非等価店は設定が入っている台もそこそこあるようなので、店や状況によっては十分に狙える位置にある。

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