目次
ガメラの機械割
まず、パチスロガメラ(6号機)の機械割は以下のように言われている。
| 設定 | 機械割 |
|---|
| 1 | 97.6～102.0% |
| 2 | 98.1～102.6% |
| 3 | 99.0～103.4% |
| 4 | 101.2～105.6% |
| 5 | 102.1～106.6% |
| 6 | 103.0～107.4% |
「
設定1でも(フル攻略で)102.0%」という甘めの機械割だが、果たしてホールにおける実際の数値はどれくらいになっているのだろうか。
複数ホールの実践データから、通常プレイゲーム数、ボーナス(BB/RB)回数、差枚数を集計してみた。
ガメラのホールデータ集計値
ホールデータの集計結果は以下の通り。
(実践データの端数は処理しているが、算出値に影響を与えていない。)
| 通常G数 | 1,760,000G |
|---|
| 差枚数 | +8,700枚 |
|---|
| 割数 | 100.1% |
|---|
ホールにおける実際の割数は約
100.1%となった。
導入直後の1週間と比較して約0.6%上がっており、この事象は他の技術介入機と同じである。
尚、102.0%との差についての考察は後述する。
そして、等価店のみに集計を絞った場合もほとんど同じ結果となった。
非等価店における高設定割合が少ないと推測されるうえに、中間・高設定のホール割が異様に低いという報告もある。
ガメラ実践におけるロスを考察
上記解析から実践値の割数は「100.1%」付近であると分かった。
「100.1%」の場合、
1日8,000ゲーム(ボーナス含む)回したとして収支は「プラス24枚」となる。
店舗視点では甘いかもしれないが、客側としては勝つために狙うべき数値ではない。
まず、フル攻略の機械割とされる「102.0%」の算出条件であるが、
- BB中赤7の2コマ目押し成功率100%
- BB中JAC INの目押し成功率100%
- AT中の目押し＆押し順ミス無し
- チェリー(3枚)・ギロン(13枚)を取りこぼさない
などが含まれていると思われる。ディスクアップやひぐらし祭2と違い、これらの条件は中級者以上ならば頑張ればすべて満たせそうである。
チェリーやギロンは成立が分かりにくい場合もあり、油断していると取りこぼしてしまう。
仮に1,000Gでチェリー3回・ギロン1回のペースだと割数は約0.7%下がる。
JAC INや押し順をほとんどミスしない前提で考えると、
BB中に赤7の2コマ目押しを失敗することで1.2%近くの割数が下がっていることになる。
それだけ対戦相手の昇格による勝率の差が大きいということだろう。
導入時で仕様を知らずに打っている人がいることも含めて、2コマ目押しの全体的な成功率はおそらく75%程度ではないだろうか。
これはディスクアップ等の集計で判明した統計的な目押し精度に基づいているが、
その前提だと2コマ目押しの失敗率10%につき、割数が約0.5%下がる計算になる。
公表されている機械割の幅は4.4～4.5%であるが、2コマ目押しの成功率が0～100%で計算しているのかもしれない(小役は全取得)。
そうであれば、2コマ目押しの成功率6割がボーダーラインになるが、
チェリーとギロンを取りこぼさないようにしたうえで、2コマ目押しの成功率8割以上を維持して、割数101%超えを目指したい。
